クラシックへようこそ(その2)

クラシックへようこそ(その2)

IMG_3172Gate, Gage, and CSO

Saturday, October 3, 2015

第一章: Cloud Gateで会いましょう

十月三日(土)午後5時過ぎ。

ポッ、ポト、ポトリ。。。小雨が降る。校友会のメンバ−男女7人が巨大なステンレスの彫像、”Cloud Gate” の前で記念撮影を行う。この彫刻は、インド系英国人、アニッシュ·カプーアの作品でIMG_3175、シカゴ·ループ内の広大な市民公園、ミレニアムパークに2006年に設置された。ピカピカと輝く鏡面には、シカゴのスカイラインが映し出され、人気の観光名所となっている。またその形状からThe Beans(ソラ豆)の愛称でも親しまれている。

雨模様にも拘らず、彼方此方で三々五々、iPhoneやカメラを向けて撮影に興ずる姿がある。『撮ってあげるよ、』と、ごく自然にカップルやグループに声を掛け合う光景が散見する。

このミIMG_3142レニアムパークは、またウェディング·フォト記念撮影の格好の場所で、本日も二組の”just married”が幸せそうにカメラの前でポーズを撮っていた。

 

第二章: Gageでディナーを

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ミレニアムパークよりミシガン大通りを渡って徒歩3分、コンテンポラリーな雰囲気のアメリカンレストラン、「Gage」へ。店内の中央に白いクロスを掛けられた長テーブルと10人分の椅子が首を長くして私たちを待っていた。「実CollageItは、ゲストが一人。。。」、と説明していると筆者の若い友人、美音さんが後ろに現れた。彼女は、京都出身でシカゴの音楽大学を卒業された新進ピアニスト。メンバーとは初対面ですが、気さくな雰囲気に直ぐに打ち解けてくれた。カタコトの日本語を少し話すフレンドリーなウェイターにまずワインをオーダーする。メニューを物色しながらあれこれお気に入りの料理を探し出した後は、いざ乾杯!

スープ、パスタ、ニューイングランド·ロブスターサンド、と白い大皿に盛られた料理がテーブルに所狭しと並べられ、関西弁の会話がポンポンと飛び出し、宴もたけなわの頃、幹事長の杉脇さんが、可愛いお嬢さんを伴って現れた。2年ほど前に、お会いした頃より一段と成長されていた。

美酒佳肴と愉快なお喋りに時を忘れていると、「さぁ、コンサートの時間です、」と促す声に全員、あたふたと会場に向かう。Windy Ciyの愛称に違わず、折しも強風が吹き初秋とは思えない冷風に、やがて到来する厳冬を肌に感じながら、コンサート会場へと向かう。

第三章:モーツァルトの調べと共に

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Chicago Symphony Orchestra(シカゴ交響楽団)は、1891年創設。来年125周年を迎える全米で最も古いオーケストラの一つである。2010年秋、音楽監督にRiccard Muti(リッカルド·ムーティ)を迎え、以来「黄金のコンビ」と激賛され、世界三大オーケストラとしてベルリンフィル、ウィーンフィルに並ぶ。

本日のプログラムは前半が、ウィーン古典派のベートヴェン、モIMG_3247ーツァルト、そして後半が20世紀現代作曲家、ヒンデミットとプロコフィエフという大変面白い構成。

中でもご推薦はモーツァルトのピアノ協奏曲第20番二短調K. 466。モーツァルトのピアノ協奏曲の中でも最も人気が高く、特に2楽章のロマンツァは、美しく哀愁に満ちた叙情詩の如く心に染み通る。アカデミー受賞作「アマデウス」のエンディングに使われているのでご記憶の方もいらしゃることでしょう。ベートヴェンは、この協奏曲をとても好んだそうです。

ソリストはノルウェー出身のレイフ・オヴェ・アンスネス。彼の端正で切れ味のいい演奏は日本でも人気が高IMG_3168い。

芳醇なワインの酔いも廻り、ついウトウトと船を漕いでしまうことは自然現象なり。。。でも、シカゴご在任中に全米随一のシカゴ交響楽団の演奏に触れたことは貴重な体験として長く記憶に留めてくださればと念じます。

いずIMG_3195れ帰任される校友会のメンバーの方々にこのオーケストラの魅力を知って頂くことは筆者の喜びとします。来年1月に7年ぶりの日本公演を行いますが、そのチケット料金の高さに仰天し、「シカゴで聴いておいて良かった‼︎」と必ずや思って下さることでしょう。

参加して下さいました皆様、ご多忙の中、記念撮影、お夕食会、コンサートと楽しい時間を共有して頂きまして誠に有難うございました。

 

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