師匠、遠征試合へ征く

師匠、遠征試合へ征く

IMG_5894

 

ばい菌

 

11月某日、相談役小松さんは、一年ぶりに故国の土を踏むーーその胸中には、大和の国への溢れんばかりの懐かしさとたぎるような熱い思いが交錯していた。自身が主宰するテニスクラブ、”シカゴ·バイキンズ”の古豪たちとその仲間たちとの交流試合が、数日後に控えていた。

13時間の長いフライトの疲れを休める間も無く、スーツケースに収めていた愛用のテニスラケットを小脇に抱え、小松さんは、目的地へと向かう。

同志社大学京田辺キャンパスは、その規模と設備においてアメリカの大学と一瞬見間違うほどだった、、、

たっぷりとした12面のテニスコートに感嘆していると、やがてラケットを抱えた面々が、次々と登場。

「やあ、師匠、お久しぶり」

「おぉ、皆んな元気そうやないか。今日は負けへんで」

「師匠こそ、覚悟しておいてや」

「初めまして。今日はお手柔らかに」

数ヶ月前に帰国されたばかりのカムリ(中西)さんは中西部支部のユニフォームが板についている。スクールカラーのパープルがコートによく映える。西邑さん(2011年2月帰国)の傍には愛息S君が若々しい微笑を浮かべて佇んでいる。彼は同志社国際高等学校のテニス部に所属。本日のルーキーとして期待される。

12月初旬とは思えない暖かい陽光を浴びながら、シングルス、ダブルスのトーナメント形式で試合は進む。ポーン、ポーンと弾力のある音がクレーコートに響くーーーナイスショット!、素晴らしい西邑Jr.のS君のフォアハンドに賞賛の声が上がる。

ファイナルが終わる頃には、各々の額に汗が光り、全力を尽くした充実感を顔面に浮かべながら、晩秋の田辺町キャンパスを後にする。

やがて辿り着いた宴会場で、各々の健闘を讃えながら、まずは乾杯!

初対面のメンバーを交えながらの本日のテニス大会は、終始、和気藹々とした雰囲気の中で、新しい交流の輪を広げる素晴らしい機会となった。小松師匠にとって、思い出深い故国での一日であった。

同志社大学京田辺キャンパスのご紹介

‹所在地›

〒610-0394 京都府京田辺市多々羅都谷1−3

Tel:  0774-65-7010(京田辺地総務課)

1986年、文化·学術·研究の一大集積地、関西文化学術研究都市の一角に開校。790,000m2の広大なキャンパスがなだらかな丘陵地に広がり、約9,000人の学生が学ぶ。理系学部の拠点として機械実習工場や各種実験棟など、最先端野設備·機器を揃える他、同志社ローム記念館及び情報メディア館報教育設備も整なう。また、各種競技場から合宿施設まで、充実したスポーツ環境を完備。2010年に開設された多々羅キャンパスは、外国人留学生や地域住民との交流拠点であるとともに、多くのスポーツ施設を有し、新たな課外教育活動の場として期待されている。

 

*歴史·考古学散歩

此処には、仁徳天皇や継体天皇に関わる伝承、「竹取物語」にちなんだ地名や逸話が多く残る。一休禅師(1394-1481)ゆかりの酬恩庵(臨済宗大徳寺派)は趣深い。

(以上、同志社大学ウェブサイトより:

http://www.doshisha.ac.jp/information/campus/kyotanabe/overview.html)

ところで、京都府南部、木津川流域は旧国名から南山城(みなみやましろ)と呼ばれ、木津川は古代から水運に利用された交通の動脈でもあった。この地域には縄文時代以来の考古学的な遺跡が豊富で、特に古墳時代前期の椿井大塚山(つばいおおつかやま)古墳が著名である。

(以上、朝日新聞デジタル版 「南山城の古寺巡礼」より:http://www.asahi.com/event/minamiyamashiro/)

 

*あとがき

知と最先端のテクノロジーの集積地、関西文化学術研究都市の一角にあり、近代的な設備と施設を有する京田辺キャンパスを訪れる折、少し足を伸ばして、いにしえの寺社仏閣や古墳群をゆっくりと巡る、そんな心豊かな旅をいつかしたいものです。